自己嫌悪のメカニズム

i無料占いで書かせていただいたこの診断テスト。
10の質問でわかる自己嫌悪度
昨日今日と、自分が自分のことを嫌いになってしまうメカニズムについて考えていました。自分の経験談も踏まえて、今回は自己嫌悪のメカニズムを書いてみようかなと思います。

まず、自分が自分のことを嫌う前に、本来の自分がそこにいます。その自分は自分のことが好きで、自分らしさ(難しく言うとアイデンティティ)を高水準で保ってます。これは規則正しい生活、睡眠や休養などで自分のペースを維持しています。
でも、忙しい日、辛い日、自分を責められる日が多く続くときちんと休めなくなります。自分のペースが崩れ、保てなくなりますから、自分の意思やら思考やらが失われていきます。

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次第に、
・「休まなきゃ」と感じる
・思考が止まりやすくなる
・多食になる・少食になる
・言葉の数が多くなる・極端に少なくなる
・好き嫌いがはげしくなる  など
自己防衛としてこのような行動が出てくるようになります。
本来なら、体力回復や休養などで自分のペース取り戻されていきますが、それが出来ないとますます追い込まれていきます。

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他者から妨害されるケースもあれば、自分で妨害するケースもあります。どちらも、体力・気力がない状態ですので自分からはっきり断ることが出来ません。

どんどん追い込まれていくと、本来の自分やうまくいっているように見える人と比較するようになります。また、そうしないと気がすまなくなってしまいます。自分の立ち位置を見ないと今の自分がわからなくなってしまいますからね。

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本来の自分も今の自分も自分でしかない、周りと比べても仕方がない。それがわかっていればいいのですが、そんなふうに割り切れる余裕はもうありません。

周りに感情で攻撃するようになります。怒り、悲しみ、無関心。
「醜い」「汚い」「嫌なやつだ」とわかっていても、そうしないと自分が保てない!そんな自分が嫌いだ!
…と思うようになってしまうのです。

これが自己嫌悪のメカニズム。

自分を嫌いになってしまった人が自分を好きになるのに、よく「ありのままの自分を受け止めなさい」「嫌いな自分を認めよう」と言っている人がいます。
それはたぶん、人によります。

自分を嫌いになった人がありのままの自分を受け止めたとしても、逆に傷つく場合があります。
自分を嫌いになってしまった人が、嫌いな自分を認められる人は本来の自分が強い人です。
本来の自分が弱い人(内向的だったり、やさしすぎる人だったり)にそれをやっては大きく傷ついてなおさら自分のことが嫌いになってしまいます。

なので、自分を好きになるために一番にやることは、
・共感
・いたわり
・ほめ
・サポート
これじゃないかなと思います。
四つありますが、これら全部です。

「共感」
誰かに自分の思いを打ち明けて、共感してもらうこと。SNSで自分の思いをぶつけてもいいですが、面と向かって話したほうが安心感がありますね。
ただ、SNSの「いいね」はこれには入りませんよ!

「いたわり」
自分をいたわってあげること。最高のいたわりは、質を上げつつシンプルな生活をすること。便利なものに頼らない。身体を大事にすること。健康的な食事や高質な睡眠。

「ほめ」
自分をほめまくる。人もほめまくる。

「サポート」
誰かの手を借りましょう。自分で背負いすぎない。無理は毒です。育児ならサポートセンター、学校なら子供の同級生のお母さん、担任の先生や校長先生、教育委員会。それ以外の外の居場所。職場なら、気軽に話せる人。

自分自身に余裕ができたら、自己の受け止めに入りましょう。「何で自分が嫌いなのか」と考えてみたり、「こんな自分でもいいんだ」って思ってみたり。
ゆったりと自分と向き合っているうちに、本来の自分が取り戻せるはずです。

自己嫌悪になっている自分を責めないで。自己嫌悪になっている理由がどこかにあると思うので、それを見つけて、しっかり自分をケアしてあげてくださいね。

咲羅紅

富山県を拠点に活動している占い師。
介護福祉士、美容部員という異色の職歴を経て占いの道に。2009年には占い事務所「うらないや夕月堂」を立ち上げる。占術は、タロット、水晶球占い、オラクルカード、九星気学など。
鑑定のほか、メディアでの原稿執筆、占い講座、占いグッズ制作も行っている。

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