でも、だって

皆さんは占いに何を求めていますか?
悩みを解決したい…のはもちろんですが、話を聞いてもらいたい、確信していることを再確認したい、自分を知りたい、いろいろあると思います。
そういった複雑な思いをくみ取って、占いをし、アドバイスをするのが占い師の仕事ではありますが…。
その気持ちを無駄にされることが最近多々あって心がもやもやしているのです。
どう無駄にされるのかというと。
「でも」
「だって」

…と、こちらのアドバイスや占いの結果に対して否定的に捉えられるんですね。
こういう方にあたるのはめったにない方なのですが、ここ数件連続であたっているのでさすがにもやもやがピークに達しております。
「アドバイス聞かなくてもそうなるようなことはちゃんとやってる」
「やってんのになんで自分がこういう思いをしてるのか」
「ここまでいろいろやってんだから結果出ててもおかしくはないよね。何が原因なのかわからない」

と、今までのことを語っていただいているのですが。
切り口を変えて話をしてみても、
「でも」「だって」
占い方法を変えてみても、
「でも」「だって」
あのー…。これ以上どう答えたらいいんでしょう…。
しかも、こういう場合「今すぐ」を求めている場合が多いです。
そして、努力しなければいけない事は努力しないで、別のどうでもいいことに力を入れていることが多いです。
例えば恋愛だったら、人との出会いやコミュニケーションをせずに黙々と女子力アップを頑張っているとか。
恋愛にしても、仕事にしても、どんなことにしても、そんな状態で今すぐよくなるとか絶対ないですから。
自分がないのに独りよがりしている人は特に。

だからといって、具体的なアドバイスをしても「頑張っているんです!」と、聞いてくれない…。
ズバビシ言ってもいいですが、そうすると、今度はその「頑張っている」自尊心を傷つけてしまうので言えないんですよね。
私としては、せっかくお金を出して占いに来ていただいている訳なので、しっかり結果やアドバイスをお伝えしたいんです。
せめて、こちらの話を聞くだけでもしてもらいたいな…。

咲羅紅

富山県を拠点に活動している占い師。
介護福祉士、美容部員という異色の職歴を経て占いの道に。2009年には占い事務所「うらないや夕月堂」を立ち上げる。占術は、タロット、水晶球占い、オラクルカード、九星気学など。
鑑定のほか、メディアでの原稿執筆、占い講座、占いグッズ制作も行っている。

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コメント

  1. なっちゃん より:

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    それは大変ですね[e:330]
    占い師の方は相談者の方の気持ちを汲み取って頑張っていらっしゃるのに『でも』や『だって』と言われると悲しいですね[e:351]
    私も気をつけていきたいです[e:330]

  2. 咲羅 紅 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    鑑定士と依頼者様の相性もあると思うので、こちらも気をつけていることではあるんです。
    ですが、どうも話を聞いていない、噛みあわない、話に対して否定的なところをみると、依頼者様自身から運を手放しているようにしか思えなかったりもするんですよね。
    で…それに対してもアドバイスをするけれど、それすら受け付けてもらえないと、どうしようもなくなってしまいます。
    悲しいです。

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