おしごとはなに?

最近、
「占いカウンセラー」
「開運セラピスト」
というような「どっちやねん!!」とつい言いたくなる肩書きを持つ方を多く見かけます。
占い師とセラピストとカウンセラーとコンサルタント…仕事の役割の境目がぼんやりしすぎているのでしょうね。

それぞれの基本とするところはこんな感じ。

占い師…吉凶、今後起こる事象をみて、その後の行動や心の持ち方を依頼者に提示する人。
カウンセラー…悩み事や問題に対して行われる相談援助をする人。依頼者に判断を委ねる。
セラピスト…何らかの療法(=セラピー)を行う人。
(以前まではサイコセラピーなど社会復帰のために療法を行う療法士を指していたが、今は癒しのプロ全般を指す言葉になっている)
コンサルタント…課題における傾向と対策、指導を行う人。
最近はコンシェルジュって言葉を使う人も出てきましたが、コンシェルジュは相談事なども承るお世話役。

それぞれの役割が違うことは上記を見ても明確です。
もし肩書きで一緒に並べたとしても、
重きを置くところが違えば、まったく別の職業になってしまいます。

その人がコンセプトとしているところ…その「おしごと」がわからないまま、
さらに「あれもできます」「これもできます」と提示している人が多い今のこの業界の現状。
資格が増え、講座が増え、境界線がもっとあやふやに…。
このままではちょっとやばい…のではないでしょうか。
「おしごと」があやふやでは相手を不安にさせてしまいます。
下手したらその人の生き方をもマイナスに変えてしまいますから。
依頼者・利用者よりもこちら側の職業の人が多くなってるのでなおさらです。
信頼性や高い技術を提供するために、大きなカテゴリでしっかり区切り、
「おしごと」を明確にしていかなければいけないと思います。

私もいろんなところで「カウンセリングを得意としている」と言っていますが、
カウンセリングはスキルであって、あくまでも占断(占いの結果をくだす)が基本。
精度や技術を高めるために勉強・実践はもちろんのこと、
自分軸をずらさないように精神面を鍛えていかなければいけないなと感じています。

 

咲羅紅

富山県を拠点に活動している占い師。
介護福祉士、美容部員という異色の職歴を経て占いの道に。2009年には占い事務所「うらないや夕月堂」を立ち上げる。占術は、タロット、水晶球占い、オラクルカード、九星気学など。
鑑定のほか、メディアでの原稿執筆、占い講座、占いグッズ制作も行っている。

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