【過去記事】エルパセオ事務所、オープンまでの道のり その3。

◆お仕事のうらがわ

事務所で「のこりあと少しで今年も終わりだな~」と思い、手帳を眺めたら、事務所オープンのことと、原稿のネタの走り書きでいっぱいでした。

事務所オープンまでの道のり。

そういえば書いてませんでしたね。

今年もあとわずかですし、今年の自分を振り返るつもりで、
これから数回にわたってオープンまでの日々を書いていきたいと思います。

占い師や占いカウンセラーなど、目指される方には参考になるんじゃないかな…。

*******
これまでの話
事務所、オープンまでの道のり その1。

事務所、オープンまでの道のり その2。

・5~6月

この頃、お金の工面はまだできていませんが、先に気になる物件がみつかりました。
高岡市の融資であれ、お金を借りるにも先に場所を見つけないと融資の金額を出すことはできませんからね。
早速、下見にいきました。ワクワクしながら入る建物。
そこは事務所としての物件で、店舗テナントではありませんでした。

下見のあと、すぐに大家さんと不動産屋さんとの面談が決まりました。
そこで話をされた内容は…。

「占いってことは、怪しい人じゃないよね?変なところと繋がっている人にはちょっとね。」

(そうじゃない、と再度弁解しました。自分の仕事内容も、サイトを見せながら説明しました。でもまだ疑っている様子はありました)

「お客さんは大勢できてもらいたくない。ここ事務所だしね。大きな看板もたてないでね」

(事務所なのでそれは承知の上ですが、看板立ててはダメ、とは…)

「ローマ字、英語のような横書きの屋号じゃないよね?そういう屋号は貸せないからね」

(なんで!?いや、ばりばりの日本語屋号なのでそれは大丈夫だと思うけど…)

「ステッカー貼るの?派手なのはやめてね」

(下は飲食で大きな看板があり、すでに入居されている事務所のステッカーはわりと大きく派手なんですけど…もしかして入居されるの嫌なの??)

占いのマイナスイメージが強いのは普段からわかっていたことなのですが、こう、いろいろ言われるとこたえます。
そして、なぜローマ字屋号NGなのかがしばし疑問でした。恐らくその建物のイメージなんでしょうね…。
これらの条件をすべて飲む、ということで、契約書をいただいてきました。

物件の件でもやもやしながらも、商工会には通います。
3度目の事業計画書の提出。そこで、さらに衝撃的なことを言われます。

「咲羅さん、創業して2年以上経ってるよね…この融資制度受けられないです。」

ショックでした。言葉が出ない。創業…開業届を出してからすでに2年経っていることは今まで何度も伝えてきたのに。
不動産屋さんには、融資の話を通している最中だと伝え、審査が通ることを見越した上で契約書をもらってきたのに。
しかも、なるべく早く持ってきてください、と不動産屋さんに言われたばかりなのに…。物件は断るしかありませんでした。

その事業計画書も、内容をケチョンケチョンに言われました。
(今思えばこの計画書も内容の詰めが甘かったです)
この頃、気持ちがすでにボロボロでした。

(つづく)

 

咲羅紅

富山県を拠点に活動している占い師。
介護福祉士、美容部員という異色の職歴を経て占いの道に。2009年には占い事務所「うらないや夕月堂」を立ち上げる。占術は、タロット、水晶球占い、オラクルカード、九星気学など。
鑑定のほか、メディアでの原稿執筆、占い講座、占いグッズ制作も行っている。

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