言葉の裏にみえるもの、雑感

ご来訪ありがとうございます。
咲羅です。

(ツイッターにも書いたことなのですが、ブログにまとめました)

お仕事依頼や、たまにふらっと外出して知り合いのお店に顔を出した時なんかですが、経営者さんの話を聞く機会があります。みなさんそれぞれの思いを語ってくれますが、辛くて、ついポロッと仕事に対しての愚痴や文句が出るときがあります。
「苦労が多くて大変なんだなぁ」と思って耳を傾けるのですが、その愚痴や文句の後ろの方に、
「(けどこれがやっぱり好きなんだよね)」
が見える方と見えない方がいらっしゃいます。
恋愛の『めっちゃ文句言うのに結局相手のこと好きなんじゃん』っていう、結構あるあるなやつです。

この「(けどこれがやっぱり好きなんだよね)」が見える方は、仕事にもお客さんにも愛されているようにみえます。実際、同じお仕事を継続されてきている方が多い印象です。
逆に、後ろのコレがなくてただの愚痴や文句になっていたり(不満の羅列というか)、仕事へのつまらなさや飽きを感じる言葉が多い方、そう見えてしまう方は、一時的に仕事やお客さんに愛されてもすぐに見放されてしまうようにみえます。
仕事も恋愛と同じで、つまらない、同じことの繰り返しで退屈…と思っている方は、そうならないように楽しくなる工夫をしたり、マンネリ化を防ぐ、もしくは脱する努力をしなきゃいけません。それなのに、集客や収入などの仕事の成果しか見てなかったり、何もしないで人のせい(大事な事情なら仕方ないが、それ以外)にしてしまっている方は、仕事にもお客さんにももちろん好かれませんが、経営者としても人間としてもあまり成長を感じないな、と見ていて思ってしまいます。

特にコロナ禍になったこの二年間…三年目がスタートしてしまいますが…は、それが顕著に見えている気がします。「コロナ禍だからアイデア出さないと!」と頑張っている人は、多かれ少なかれ結果が出ているし、アイデアが引き金となって通常の業務がうまく流れているようにみえます。その根底には「お客さんを楽しませないと」「この仕事を楽しまないと」という強い意思があり、「そのために生き残りたい」という必死さが伝わってきます。
その必死さ、危機感、自己責任感、楽しもうとする気持ち、仕事が好きだからお客さんを楽しませたいっていう気持ちのある・なしが、経営者としての明暗をしっかり分けているようにみえるのです。
新店とか老舗とか、創業年数全然関係ありません。新人、ベテランもあまり関係ありません。
関係ないからこそ、ある意味怖いんです。
(※ただ、トータルで意思が強かったとしても、経済的にどうしようもないのは、本当にどうしようもありません。気持ちだけでは、仕事はやっていけません。生き残れたのが善・正、生き残れなかったのは悪・誤、でもありません。誤解を生みそうなので注意書き)

仕事というのは、本質では恋愛や夫婦関係と一緒ですよね。
言葉から「(けどこれがやっぱり好きなんだよね)」が見えない関係って、お互い利を得られない限り(いや、利が「好き」とも言えるのかな)別れて精算するしかありませんから。
苦労も楽しい、文句は言うけどやっぱり好き。仕事をそう思えるかそうじゃないかで、仕事にもお客さんに愛されて、実際ずっと継続できるお店が決まってくると思います。

気持ちは言葉にも態度にも表れるし、仕事に強い不満や退屈を感じる方は、すでにお客さんにも伝わっていると思います。
「これ以上伝わらないように気をつけて」というのもなんか違いますね…。後者の経営者さんは、意識を大きく変えて、どのようにすれば「仕事を好きって思えるかどうか」を考えてみたほうがいいでしょうね。
(ちなみに、後者の経営者さんにあるあるなのは、好きになる努力と称して、目先のお金を増やす勉強や謎な自己啓発に手を出すパターン。違う違う、自分の仕事と目の前にいるお客さんをよく見つめて汗)

咲羅紅

富山県を拠点に活動している占い師。
介護福祉士、美容部員という異色の職歴を経て占いの道に。2009年には占い事務所「うらないや夕月堂」を立ち上げる。占術は、タロット、水晶球占い、オラクルカード、九星気学など。
鑑定のほか、メディアでの原稿執筆、占い講座、占いグッズ制作も行っている。

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