魔女って◯◯系じゃん……?(ガチ魔女本レビュー)

◇本、カード等の紹介・レビュー

ご来訪ありがとうございます。
久々のブックレビューの記事になるかもです(汗)

今回読んだのはこの本です。

神棚とドデカい仏壇が横に並ぶ家に住んでいるし、そもそも幼少期から日本の信仰に染まりきっているのもあるから、なんとなーく憧れてはいても、魔女的生き方に片足を突っ込むことも難しいんだろうなぁと思っている私。
(西洋系の占いをやっている時点で、片足はつっこんでいるのかな(^_^;))

読み物で魔女っぽさを楽しむくらいなら……と、毎度ヘイズ中村先生の本を読みながらニヤついていたりするのです。今回読んだのは「魔女って普段、何しているんですか?」という問いに対して、魔女の歴史や逸話、魔女としての修行の話や生活の話が書かれたエッセイ本です。

SNSでよくみかけるキラキラ系自称魔女のそれとは違い、イニシエーションを受け、魔女術の実践や修行を積み重ね続けているちゃんとした魔女の方の本です。見た目はライトなコミックエッセイなのですが、内容はとても濃厚です。
「チョコムースのふりしてオペラだったんかーい!」くらいのレベルです。
読んでいくうちに、魔女として生きることとはどんなことなのかがわかってくるのですが、「読めば読むほど気軽に魔女になれない、っていうか魔女を語ったらアカン!」ということがひしひしと伝わります。
「自然」を強く意識した生活と魔術の実践を持続させる。毎日が修行のよう、というか頭の先からつまさきまで「魔女」でいること。これは生半可な気持ちではできません。
魔女って、知識だけじゃなく忍耐も根性も必要じゃないですか。

内容は、これは買って読んだほうがわかるので、あまり詳しくは触れられませんが。
これを読んで、自分の中で魔女の印象が「体育会系」に変わりました。
魔女としての生き方を長年貫いている先生、ほんと、すごいです。
私には無理だ。3日で心が折れる自信があります。
(ゆるい魔女生活でいいのであれば、私もゆる魔女……いや、「頭のネジがゆるゆる魔女」と名乗っていいでしょうか。ほら、畑にミント生えてるし……テロってるけど……)

魔女を知りたい人、魔女の世界を覗いてみたい人にも読んでほしいのですが、SNSでよくみる「キラキラ系自称魔女」にも読んでもらいたい本です。
いかに自分が名乗っている「魔女」がおもちゃレベルなのかがよ〜くわかります。

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